マラソンのペース配分と3つの「型」(ペース表あり)

マラソンをするなら、純粋に「走る」ことを楽しむのも良いですが、やはり「上達」していくことがモチベーションを高めるポイントになると思います。「上達」するにはやはりタイムを計ることが重要です。フルマラソンにせよハーフマラソン・10km・5kmマラソンにせよ、目標を達成していくことで「上達」していきますし、何よりやる気が湧きますよね。では、マラソン・ペース配分(ペース表記載)についてご紹介させていただきます。

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[目標タイム別]マラソン・ペース配分の目安

目標タイム別に距離ごとのタイムを表にまとめました。1kmをどれくらいの時間で走れば良いか目安にしていただければと思います。ちなみにフルマラソンタイム5時間を目標にすると、1kmあたり7分06秒、100mで考えると42.7秒です。まずは初心者の方は目標タイム5時間台から挑戦すると良いかもしれません。

目標タイムが3時間台になると速度も11km/h以上に!普段自転車で走っている速度くらいですね。その速度で42kmを走るには至難の業ですね。しっかり練習をして挑む必要がありそうです。

マラソン・ペース配分の「型」は3つ

マラソンの走り方には大きく分けて3通りあります。

1.スタートからゴールまで同じ速度で走る

2.マラソン前半に速度をアップ

3.マラソン後半に速度をアップ

まず、1.の「スタートからゴールまで同じ速度で走る」ですが、これは一定の速度で完走することです。一見、スタートからゴールまで同じ精神状態を保っていられそうですが、そうはいきません。42.195kmの間は同じ条件の道路が続くわけではないからです。上り坂・下り坂があったり、追い風・向かい風があったり、太陽の日差しなんかも刻一刻と変わります。上り坂で速度が落ちたから下り坂で取り返そうと足を速めてしまうと、精神的にも「焦り」が生じてしまいますし、体力的にも消耗がキツくなってしまします。

次に、2.の「マラソン前半に速度をアップ」ですが、これは前半の気力・体力のあるうちに速度をアップしてタイムに余裕を持たせて、後半の気力・体力がキツくなってきた時に粘って走りきる、ということです。マラソンの初心者に多い走り方になりますが、スタートした時の楽しさ・高揚感を前半に大いに味わうことができるのですが、後半に疲労が必ず溜まります。その時に必要以上にペースダウンしてしまうのです。ペースダウンするだけではなく疲労困憊で棄権したい精神状態にまで陥ることもありますので注意が必要です。

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最後に、3.の「マラソン後半に速度をアップ」ですが、これは前半に気力・体力を温存しておいて後半にスピードを速めてゴールに向かう、ということです。この方法が最もポピュラーな走り方なのかもしれません。前半にどれだけの市民ランナーに抜かされようが、自分を見失わないことが大切です。折り返し地点から徐々にペースアップし、自らを抜かした市民ランナーを次は抜かすことで気力も高まります。気力が失われなければ体力は温存していた分、思うように発揮してくれるはずです。

マラソン・ペース配分の必須アイテム「ランニングウォッチ」

マラソンにおいてペース配分を行うには、今自分が何キロを走っていてどのくらいの時間がかかっているのかを知ることが必要です。そのために便利なアイテムはズバリ「ランニングウォッチ(腕時計)」です。タイムを計ることはもちろん、GPS機能の付きでほぼ正確に走った距離を測ることができる腕時計や、脈を計って心拍状態まで確認できる腕時計までさまざまな種類のものが発売されています。心拍状態まで確認できる腕時計になると機能はもちろんお値段も高くなります。初心者の方はまずは距離と時間がわかるランニングウォッチではじめてみるのも良いかと思います。

まとめ

マラソンを「上達」していくためには、目標が大事になります。「何位に入る!」という目標も大事ですが、やみくもに頑張るのではなく、ペース配分をしっかり考え、戦略的にゴールに向かうことが重要ではないでしょうか。マラソンは個人競技です。ライバルを作ってモチベーションを上げることも良いことですが、「自分との戦い」であることも忘れず、少しずつタイムを上げてやる気を向上させることで、よりマラソンを楽しめるのではないでしょうか。

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