高低差のある東京マラソン2015コース必勝法!
他のマラソン大会にくらべ
東京マラソン2015のコースは
比較的フラットなコースといわれます。
ところが、東京という街はかなり複雑な地形をしており
東京マラソン2015のコースに選定されているエリアも
かなり起伏に富んだ地形をしているのです。
東京マラソン2015のコースの中でも特に難所
「高低差のあるポイント」の攻略法をご紹介します。
とても起伏に富んだ東京の地形
[引用:東京の観光公式サイト]
地下鉄なのに、なんでビルの高架上を走っているんだろう?
東京・営団地下鉄「銀座線」に初めて乗った方は
不思議な感覚に襲われるのではないでしょうか。
銀座線の「渋谷駅」は、文字通り谷にあり
地下鉄といえども、高架部分を走らざるをえなかったのです。
このように、東京はとても起伏のある街。
東京マラソン2015のコースも
かなりアップダウンがあるコースなのです。
ポイントは、序盤と終盤の難所を乗り切ること
東京マラソン2015のコース断面図をご覧ください。
かなりの高低差のあるコースであることは、一目瞭然。
標高約40mにある新宿をスタートして
約7㎞地点までの序盤は
高低差・約38mを一気に下っていきます。
そこから、しばらく平坦なコースとなりますが
終盤の約35㎞地点からはアップダウンの連続。
つまり、東京マラソン2015のコースは
序盤と終盤をいかに乗り切るかが勝負のポイントです。
序盤の下り坂は、抑え気味に走ること
[引用:東京の観光公式サイト]
スタートから約7㎞地点までの序盤の高低差は約38m。
ちょうど、13階建てのビルを下るようなものです。
スタートの号砲が鳴って、一気にダッシュ。
気持ちよく飛び出したい気持ちはわかりますが
ここはグッと抑え気味に走ることがポイント。
周りのランナーのオーバーペースにつられて
決してスピードを上げないことです。
ここでエネルギーを使い果たしてしまい
棄権するランナーがなんと多いことでしょう。
下り坂を効率的に走るポイント
下り坂では、ややもするとブレーキをかけ気味にして
体が上下に激しく動きがちです。
下り坂では着地時に足に大きな衝撃が加わるので
このような走り方では、膝や腰には大きな負担。
ダメージを極力減らし、推進力に変えていくことが大切。
理想的な下り坂の走り方をご紹介しましょう。
[下り坂を走るポイント]
適度な前傾姿勢とリラックスした姿勢をキープし
ピッチ走法という小刻みなリズムで走ります。
重心が前へ崩れると同時に、自然に足が前へ出る感じで
ほとんど力を使うことなく下って行けるのです。
ちょうど、クルマのニュートラルのギアのように。
ゴール目前のランナーを待ち受ける試練
もうひとつの難所は、スタートから約35㎞のポイントから
小刻みに続くアップダウンです。
船舶が通過するために、中央部が盛り上がった
佃大橋・有明大橋などの橋が続くため。
ゴールまで、あと少しというランナーの想いの熱さが
試される区間でもあります。
上り坂を効率的に走るポイント
上り坂では、高いところへ視線が向き
アゴが上がって、のけぞる姿勢になりがちです。
そこで、理想的な上り坂の走り方をご紹介します。
[上り坂を走るポイント]
効率よく上るには、視線を3~5mほど先に向け
体全体を前傾姿勢にします。
そして、体を前方斜め下に崩す感じで
地面に体重を乗せるように足を運んでいきます。
呼吸は息を深く吸い込むと効果的。
高低差のある東京マラソン2015コース必勝法まとめ
東京マラソン2015は、かなり高低差のあるコース
ポイントは、序盤と終盤の難所を乗り切ること
[序盤の下り坂を効率的に走るポイント]
◉適度な前傾姿勢とリラックスした姿勢をキープ
◉ピッチ走法という小刻みなリズムで走る
◉重心が前へ崩れると同時に、自然に足を前へ出すと
ほとんど力を使うことなく下って行ける
[終盤の上り坂を効率的に走るポイント]
◉視線を3~5mほど先に向け前傾姿勢をとる
◉体を前方斜め下に崩す感じで、地面に体重を乗せるよう足を運ぶ
◉呼吸は息を深く吸い込むと効果的
東京マラソン2015を完走できるか否かは
高低差を制するだけではありません。
高低差のあるコースでたくわえたエネルギーを
中盤のフラットな部分でいかに加速するか。
念願かなって出場した東京マラソン2015
ちょっとした工夫でとても快適に走ることができます。
ぜひ、お試しを!