マラソン前の食事にラーメンは ×? ◯?
マラソン完走へ向けた
大切なトレーニングのひとつでもある食事。
マラソン慣れしたランナーなら
マラソン大会1週間前から食事の内容を吟味。
完走に耐えうる食生活を過ごすことと思います。
そこで質問!マラソン大会前の食事として
ラーメンはアリでしょうか?
今回は、その答えを求めて
ラーメン・ロードを駆け抜けようと思います。
マラソン前の食事にラーメンは◯!?
ラーメン、大好き!毎日、食べてもOK。
でも、マラソン前の食事となると、どうかな?
などと、マラソン前の食事としての
ラーメンを敬遠する向きも多いと思います。
ところが、ラーメンを栄養的・精神的にみていくと
ランナーに多くのメリットがあることがわかってきたのです。
マラソン前の食事としてのラーメンの実力、徹底解剖します。
1 ラーメンはエネルギー源の糖質がとれるから◯
「カーボローディング」。
マラソン大会の1週間前から、体にグリコーゲンを
たくわえる食事を心がけることをいいます。
マラソンの上級者なら「カーボローディング」は常識。
ランナーのエネルギー源となる栄養素、グリコーゲンは
炭水化物(糖質)からとることができます。
そこで炭水化物を多く含む、ご飯・パン・パスタ・麺類を
積極的にとるのです。
そう!ラーメンは麺類なのです。
ラーメンの麺は、うどんと同じように炭水化物。
「カーボローディング」の主役の食事なのです。
さらに、ライスを加えて「ラーメン・ライス」にすれば
炭水化物たっぷり、鬼に金棒のマラソン・メニューになります。
2 ラーメンは脂質を多く含むから◯
次に注目すべきは、ラーメンに含まれる栄養素「脂質」です。
ラーメンには、スープや具の焼豚などに脂質が溶け込んでいます。
ラーメンが高カロリー食といわれるゆえん。
この脂質は、マラソンのエネルギー源になるだけでなく
マラソン前の食事にふさわしい大きな理由があるのです。
【脂質は疲労物質の乳酸をためない】
マラソンランナーが「カーボローディング」主体の
食事をとっていると糖質が多くなるのは当然です。
ところが、糖質は消費すると体に乳酸がたまります。
乳酸は、疲労物質で筋肉疲労の原因。
脚のけいれんなどとなって現れ、ランナーを困らせます。
ところが、脂質は消費しても乳酸を発生させません。
ラーメンが、マラソンの食事としてふさわしい理由はここにもあります。
3 ラーメンは精神的に満足感が得られるから◯
もうひとつ見落とせないのは、精神的なメリットです。
ラーメンを食べ終わった時の満足感
ラーメン好きな人なら、こたえられませんね。
満足感・充足感こそ、心の栄養になり
マラソンを完走するための精神的な支柱になるのです。
【ラーメンを食べる時の注意点】
ラーメンが、マラソン前の食事として
いかに理にかなったものであるか
おわかりいただけたと思います。
ただし、スープは味が濃いので、喉が渇きやすくなります。
したがって、麺を主体に食べるようにすることも大切。
たとえば、汁たっぷりラーメンよりも
「つけ麺」や「汁なしラーメン」の方が
マラソン前の食事としては、ふさわしいかもしれません。
また、野菜たっぷりの「五目ラーメン」にして
ビタミンやミネラルも併せてとるようにすれば完璧です。
マラソン前の食事にラーメンは◎のポイントまとめ
1 ラーメンはエネルギー源の糖質がとれる麺類
2 ラーメンは脂質を多く含むのでエネルギー源になり
疲労物質の乳酸をためない良質の食事
3 ラーメンは精神的に満足感が得られる食事
【注意点】
- 喉が渇きやすくなるのでスープは残すこと
- 「つけ麺」や「汁なしラーメン」の方がベター
- 野菜たっぷり「五目ラーメン」でビタミン・ミネラルも摂取
スポーツ前の食事として敬遠されがちなラーメン。
でも、糖質と脂質のバランスがとれたラーメンは
マラソン前の食事には、とてもふさわしい◎のメニューなのです。
ラーメンで体も心も満たして、めざせ!マラソン完走!!